宮本信子 「さよなら日劇ラストショウ」トークイベント2日目に登壇!

2018.01.28

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昨日より始まりました2/4(日)に閉館するTOHOシネマズ日劇にて開催中「さよなら日劇ラストショウ」。本日2日目は伊丹十三監督『マルサの女』が特別上映され、上映後、本作の主演:宮本信子が登壇し、トークイベントが行われました!

上映後拍手の中、宮本は、自身が演じたマルサの女・板倉亮子の黒髪おかっぱスタイルで登場!映画を観たばかりの会場は大盛り上がりの中、「寒い天気の中、お越しいただき本当にありがとうございます!この大きなスクリーンで板倉亮子を観るのは、多分最後だと思いますので、このスタイルで来ました!ただし、そばかすと寝癖はついておりません!」と板倉亮子のトレードマークに触れ、会場の皆様へご挨拶しました。

『マルサの女』が上映されてから30年、「映画の撮影初日は本当に緊張するんです。第一声、セリフを言うまで本当に緊張するんですけど、この映画はクリーニング店でシーツを調査するシーン、あの場面が最初でした。板倉が考えながら、行ったりきたりしたんですが、そこで伊丹監督が「そういう手できましたか」と私の芝居に、にんまりされたんですね。あ、これでもう大丈夫かなと安心しました。」と当時の撮影エピソードを振り返りました。

また本編のバイクに乗るシーンについて、「この映画を撮るにあたって、公道をバイクで津川さんを乗っけて走らなくちゃいけないシーンがあり、監督から「これは中型免許を取ってください。」と言われたんです。それで教習所に通ったんですが、暑い中、若者達がいる中、日焼けをしてはいけないので顔を真っ白に塗って、通い、免許を取りました。そして実は、最高齢で、最短距離で合格したんです!そしたら、その時の教習所の所長さんが挨拶の時、「宮本信子さんは最高齢で最短距離でお取りになりました。」というのが恒例になったそうです(笑)」とマル秘エピソードも明かしました

本作が上映された当時、税務署関係の仕事に就く人たちは家族に言えなかったが、本作が上映されてから公にできるようになったり、税務署に務める女性が増えたりと、『マルサの女』が流行したことについて、宮本は「映画のヒロインは、この映画の前までは、静かで控えめでというヒロイン像のイメージがあったんですが、この映画で男の社会の中、戦うのではなく、仕事をするという女性を伊丹監督は描きたかったんです。ワンシーンしかないですが、シングルマザーという設定が出てくるシーンがあるんですが、そういうシーンもとても大事で。この映画が上映されて30年経ちますが、もう今や当たり前ですもんね。世の中って変わっていくんだなと思いました。でもこの映画が最初だと思います。」と時代を映しつつ、人間を捉える映画を撮り続けていた伊丹監督作品についてコメントしました。
舞台挨拶の後半では「伊丹監督は「どんなに田舎のおじいさんや、おばあさんでも分かる映画を撮りたいんだ。」と言ってました。そういう意味ではこの映画は分かりやすくて、おもしろくて、でも実は日本人論が入っていて、そういうのをオブラートに包んだ、伊丹映画だったと思います。」と本作を振り返り、
そして最後に3月にオープンするTOHOシネマズ日比谷について、「久しぶりに今日、日比谷に来たのですが、高いビルが建てられていてびっくりしました!でも映画館がたくさんあって、映画を観て、楽しい時間を過ごす場所にもっとなるって事に、楽しみにしています!映画はたくさんの人と観ないとつまらないと思うから!」とコメントし、舞台挨拶を締めくくりました。

「さよなら日劇ラストショウ」、2/3(土)には『ゴジラVSメカゴジラ』が上映され、上映前にはトークイベントにて髙嶋政宏が登壇します!ぜひ劇場へお越しくださいませ。


(2018/1/28)