全国にて絶賛公開中の『室井慎次 敗れざる者』の初日舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、本作に出演する福本莉子が、主演の柳葉敏郎さん、共演する齋藤潤さん、前山くうがさん、前山こうがさん、筧利夫さん、矢本悠馬さん、小沢仁志さん、飯島直子さん、そしてメガホンを取った本広克行監督と共に登壇しました。

1997年の連続ドラマ放送以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る大捜査線」シリーズ。27年の時を経て、「踊るプロジェクト」再始動が発表され大きな話題を呼び、『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の二部作での公開が発表されました。
前編となる『室井慎次 敗れざる者』では、警察を辞めて故郷に帰り、事件の被害者家族・加害者家族の支援しながら穏やかに暮らす室井慎次のもとに、シリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だという少女・日向杏が突如現れたことから巻き起こる物語。
本作で、福本は《日向杏》を演じています。

この日、白いワンピース姿でステージに登壇した福本は、客席からの「莉子ちゃーん！」という掛け声に照れ笑いを見せつつ、「今年の2月から6月にかけて撮影して、公開まであっという間でしたが、今日こうして初日を迎えられたことを嬉しく思います」と挨拶しました。

「踊る大捜査線」シリーズが放送されていた当時はまだ生まれていなかった福本は、大作シリーズへの出演が決まった時の気持ちとして、「素直に驚きました」とコメント。「あの日向真奈美に娘がいたんだというのも驚きで、娘ってどういうキャラクターなんだろうと思っていました」と演じる上で不安を感じていたようで、「今まで演じたことのないような二面性のある役で、影があるような。みんなに『怖い怖い！』と言われながら撮影していました」と撮影時を振り返りながらも、「この作品に携われて本当に嬉しい気持ちでした」と作品への思いを伝えました。

そして、その日向杏を演じる上で難しかったシーンとして、室井慎次に初めて会ったシーンを挙げ、「監督から『動物を見るような目で』というお言葉があって、『動物を見るような目って？』と悩みました」としながらも、「何テイクかいろんなバージョンを撮って、完成した映像を見ると、本当に何を考えているのか分からない顔をしていました。（小泉今日子さんが演じた）日向真奈美の映像を見て、話し方や動きを自分なりに研究して演じました」と新たな演技の引き出しを見つけたことを明かしました。
それを受けて、柳葉さんから「だって本当に怖かったよ！」と感想を伝えられと、笑顔を見せていました。

映画『室井慎次 敗れざる者』は、全国にて公開中。後編となる『室井慎次 生き続ける者』は、11月15日（金）に公開となります。
是非劇場でご覧ください！

（2024/10/11）