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上白石萌音 「『yattokosa』Tour 2024-25《kibi》」初日開幕レポート

上白石萌音のライブツアー「『yattokosa』Tour 2024-25《kibi》」が、2024年12月6日(金)に大阪公演で開幕しました!
以下、ライブレポートです。

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上白石萌音のライブツアー「『yattokosa』Tour」が今年も幕を開けた。「全都道府県を巡りたい」という上白石の思いが込められた「『yattokosa』Tour」は、今年で4年連続の開催。今回の公演数は、上白石にとって過去最大の全10箇所11公演だ。公演地は大阪、東京、名古屋に加え、初めて訪れる場所(青森、佐賀、三重、京都、福井、香川、広島)も含まれている。

ツアー名の「『yattokosa』Tour 2024-25《kibi》」は、11月6日にリリースされた2年4ヶ月ぶりのオリジナルアルバム「kibi」にちなんだもの。なかには上白石が作詞に携わった楽曲も多数収録されている。本ツアーでは、「ある1日の時間の流れの中にある様々な情景や感情の機微を表現する」という「kibi」のコンセプトや各楽曲のイメージを鮮やかに描きだす。

2024年12月6日、大阪・フェスティバルホールで皮切りとなった本ツアー。初日の客席は公演を待ち望んだ大勢のファンで埋め尽くされた。ステージ上に設置されているのは、上白石こだわりの舞台装置だ。初めて図面の段階からデザインに携わったというセットには、「kibi」の世界観が色濃く投影されている。

本ツアーのセットリストは「kibi」収録曲を中心に、定番のナンバーが散りばめられている。上白石はアルバムのリリースに際し「日々の小さなことってこんなに宝物だったんだな」と感じたといい、「これまでそういう瞬間を掬い取っている楽曲をたくさんプレゼントしていただきました。だからツアーのセットリストを考えるのが楽しかった」とコメントした。

前回のツアーでも好評だった、演劇やミュージカルの名曲をカバーする「シアターコーナー」は、「ロンドンコーナー」として継続。舞台「千と千尋の神隠し」の公演で、約3ヶ月間滞在したロンドンにゆかりのある楽曲がセレクトされている。

「『yattokosa』Tour 2024-25《kibi》」は、12月7日に大阪公演2日目を終えて、先の公演(12月22日・青森 リンクステーションホール青森)へと続く。各会場のロビーには上白石発案の「古本交換所」が設置される。古本を持参した観客は、交換所の本と自由に交換できる。ライブと合わせて、知らない本との出会いも楽しんでほしい。

取材・文/佐藤優奈

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