全国公開中の映画『366日』の公開前夜祭舞台挨拶が公開前日1月９日に丸の内ピカデリー2にて行われ、本作に出演する上白石萌歌が、共演する赤楚衛二さん、中島裕翔さん、玉城ティナさん、新城監督と共に登壇しました。

本作は、叶わぬ恋を歌った失恋ソングとして愛され続ける、沖縄出身のバンド・HYさんの名曲「366日」をモチーフに、沖縄と東京という２つの都市を舞台に紡がれる、20年の時を超えた純愛ラブストーリーです。
上白石萌歌は、ヒロイン《玉城美海》を演じます。

温かい拍手で迎えられてステージに登壇した上白石。最初に挨拶した主演の赤楚さんが、ふたり揃って出演した「芸能人格付けチェック！」（1月1日にテレビ朝日系にて放送）で“三流芸能人”に終わったことを自虐し、「三流芸能人の赤楚衛二です」と自己紹介。それを受けて、上白石も「同じく三流芸能人の上白石萌歌です」と挨拶し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

先行して映画を鑑賞した周囲の反応を聞かれると、上白石は「母が観てくれました。今回劇中で母親を演じているので、撮影中にも母にいろいろと質問をしていたので、母に観てもらえたのは嬉しかったです。『ちゃんとお母さんだったよ』と言ってもらいまして、とてもホッとしました」と笑顔を滲ませました。

また、作品の魅力について、「恋愛ストーリーだと思う方も多いと思いますが、湊と美海のふたりを超えて、家族愛や親子愛、そのもっと先の愛を描いた作品になっています」とコメントし、「ぜひ親子やご家族で観ていただくのもいいのではないかと思います」とアピールしました。

そして、本作のプロモーションでは初めて、ＨＹさんのミニライブが行われました。本作を彩る主題歌「恋をして」をはじめ、「AM11:00」「366日」と映画に登場する計3曲が披露されました。登壇者も1列目に座ってライブを鑑賞。
上白石は、いろんな思いが交錯し感動の涙で言葉を詰まらせ、「使いものにならなくてすみません！」とコメント。落ち着きを取り戻し、「主題歌の『恋をして』は、最初は美海の気持ちだと思っていましたが、それぞれの登場人物の心にもリンクする、すべてのキャラクターを抱きしめてくれるような楽曲だと思います」と主題歌の感想を語りました。
さらに、「『366日』がリリースされた時、私はまだ8歳で、その時は大人の曲だなと思っていましたが、今回映画の中でものすごく自分に近い曲になりました。この曲は苦しい歌ではなく、とても幸せな歌だと気付いたのが最近でして…」としつつ、「そしてまた『恋をして』が2024年にリリースされ、当時の8歳だった私と同じくらいの年齢の子もいると思いますが、その子の将来の曲というか、いつか大人になったらみんなのアンサーソングになるんだろうなと思うと、ふたつの大きな軸をくださったＨＹの皆さんには感謝の気持ちしかないです。本当に素晴らしい曲をありがとうございます。言葉にならないです」と丁寧に言葉を紡ぎました。
赤楚さんからはそっとハンカチを渡してもらい、上白石は涙をぬぐいながら、「（その優しさが）湊に見えました」と笑顔を見せました。

映画『366日』は全国公開中です。是非劇場でご覧ください！

（2025/1/9）