2021年8月13日（金）テアトル新宿先行公開、8月20日（金）より全国公開予定、『子供はわかってあげない』完成披露上映会が都内にて行われ、本作主演の上白石萌歌が、細田佳央太さん、千葉雄大さん、豊川悦司さん、沖田修一監督とともに登壇しました！

本作は、「マンガ大賞2015」で2位にランクインするなど、数々の漫画賞で話題を呼んだ、田島列島さんの長編デビュー作品となっています。

上白石萌歌演じる主人公・朔田美波は、細田佳央太さん演じるちょっと変わった書道部員のもじくんとの出会いをきっかけに、幼い頃に別れた父親を探すことに。怪しげな父や、ジェンダーレスな雰囲気を漂わせるもじくんの兄で迷探偵など…ちょっぴり“ワケあり”な人々との交流がクセになる、超青春映画です。

イベント冒頭で上白石は、「昨年公開予定だったこの映画が、無事に公開を迎えられそうで、そして、今日初めて皆さんに観ていただけることを心から嬉しく思います」と挨拶しました。

もともと、沖田監督の大ファンだという上白石は、「まさか自分が沖田監督の世界で生きられるとは思っていなかったので、嬉しさを噛み締めています」と想いを語り、「偶然なのですが、三連続で種目の異なる水泳選手の役を演じ、個人メドレーのようだなと勝手に思っていました」と明かし、「肌も真っ黒に焼いて、髪の毛も人生で一番短くして、十代最後の夏に、宝物のような時間を過ごさせていただきました」と感慨深い様子でした。

本作は、水泳・恋・アニヲタ・家族など、様々な青春要素が詰まったひと夏の物語！ということで、忘れられない夏の思い出についてトークが展開されました。
上白石は、「小学五年生の夏休みに水泳の夏期講習のため、毎日早起きして、スクールバスに乗って、家に帰ってかき氷を食べる生活が、夏ど真ん中でした。水泳講習の前にラジオ体操もあって、強制的に規則正しい生活を送っていたあの時間が今、恋しいです」と打ち明かすと、『泳ぐのは得意だったのですか？』という質問が。「苦手ではあったのですが、当時80歳を超えた祖母の泳ぐ姿に勇気をもらい取り組んでいたのですが、今こうして作品に活かせたことが出来て嬉しいです！」と喜びを語りました。
それを聞いた千葉雄大さんから、「萌歌ちゃん、あとバタフライの役を制すれば、個人メドレー完成しますよね(笑)」と受けた上白石は、「そうなんです！オファー、お待ちしております！(笑)」と笑みを浮かべました。

最後に、「撮影から約二年が経過し、おいしく熟された食べごろに作品をお届け出来ることになりました。ここ数年は苦しく、まだ油断できない日々ではありますが、この作品が皆さんにとって小さな夏休みになったらいいと思います。そして、我ながら素晴らしい作品が出来たと思っていますので、是非、楽しんでください！」と、メッセージを送り締めくくりました。

映画『子供はわかってあげない』は2021年８月13日（金）テアトル新宿先行公開、8月20日（金）全国公開です。

是非、ご覧ください！

（2021/7/27）