新たなクリエイターを発掘し、映画業界を盛り上げることを目的とした映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2021」グランプリ受賞記念作品『夏、ふたり』の完成披露イベントが都内にて行われ、本作で主演を務める浜辺美波と井上音生が、アンバサダーの北村匠海さん、吉川啓太監督、TikTokクリエイターのしんのすけさんと共に登壇しました！！

この映画祭は、「TikTok」と東宝株式会社がタッグを組み、今年4月より公募を開始し、グランプリ受賞者には東宝プロデュースによる新作映像の制作権限などが与えられます。そして、第1回開催となった今回は、吉川啓太さんの作品『トラベルノート』がグランプリに輝き、その制作権で『夏、ふたり』が制作されました。

吉川監督が手掛ける本作は、上の階の住人から“借り暮らし”をしながら半地下の部屋に住む、2人の女の子を主人公とした作品です。

浜辺は主人公ひかりを演じるにあたって、「外の世界に久しぶりに出て、その小さな輝きに影響を受け、世界が開いていくお話ということもあり、この役柄を演じていると、咲いている花や風の匂いなど…些細な輝きに気付き、普段見ているのとは違う、新鮮な視点で世界を見ることが出来ました」と、役柄を演じるにあたり感じたことについて話し、「みづきちゃん（井上）とも良い空気感で撮影が出来て、とても楽しかったです」と、後輩との共演に笑顔を見せました。
一方、みづきを演じた井上は「不思議な世界観の中でも、ひとつひとつの言葉が優しいです。ひとつでも見逃すことのないようじっくりと観ていただきたい作品です」と、アピールしました。

この日は公式TikTokアカウントで生配信が行われ、吉川啓太監督の新作映画『夏、ふたり』の上映も行われました。

そして、本作は、従来の映画製作の技法とTikTokで“バズる”撮影方法の長所それぞれを生かした、スマホなどで視聴するいわゆる「縦型映画」。浜辺・井上ともに初の試みだったということで、上映後に改めて縦型映画について聞かれた浜辺は、「縦での映像の躍動感や表現の仕方、カメラの動きが独特でした」と語り、井上は「思っていたよりも距離感の掴み方が難しかったです。実際に2人が向き合っているシーンをモニターで確認したときも、『こんなに近いんだ！』と思い、臨場感が溢れていたので、縦型はすごいと思いました」と、感想を打ち明けました。

最後に、井上は「毎年、夏が来る度に思い出したくなる作品を、TikTokを開くことで気軽に観ることが出来るのは、すごいことだと思います。TikTokを通して、多くの方に届いたら嬉しいなと思います。本日はありがとうございました」と、メッセージを送り、浜辺は「映画はお客様に観ていただいて、初めて完成するものだと思っています。それがTikTokを通して多くの方に、気軽に手軽に届くことは、作り手側としてはありがたいことだと感じています。夏は終わりかけではございますが、輝く夏を思い出せるような作品になっていると思います。素敵な作品の第一歩に関わらせていただきありがとうございます」と語り、イベントを締めくくりました。

全8本の動画からなる『夏、ふたり』は、TikTokで配信中です！
是非ご覧ください！

（2021/10/04）