春風亭ぴっかり☆ 改名披露懇談会開催!
2022年春に落語協会・真打に昇進する春風亭ぴっかり☆が、芸名を【蝶花楼桃花】に改名することを、9月27日(月)に発表しました!
ぴっかり☆は、2006年に春風亭小朝に入門。2011年に二ツ目に昇進し、NHK新人演芸大賞では3度にわたり決勝進出を果たしました。並行して、短編映画『耳かきランデブー』(監督:ふくだみゆき)で主演を務めるなど、師匠に負けず劣らずのマルチな活動を続けてきました。
小朝師匠より授かった蝶花楼(ちょうかろう)は、江戸時代から続く亭号で、2019年3月に蝶花楼馬楽が亡くなって以来、継ぐ者が現れていませんでしたが、伝統ある亭号をぴっかり☆が、このめでたい門出に引き継ぐ事となりました。
始めに、新しい名前について、「師匠が姓名判断などからも、すべてが大吉となる名前として授けてくださいました」と、説明。そして、以前より改名のタイミングには、師匠の名前から一文字戴きたいと願っていたことを明かし、一見、名前が入っていないように見えるこの名前に「実は、師匠の本名である花岡宏行の“花”の字が入っています」と、嬉しそうに話しました。
入門より約15年経った今、小朝師匠に入門を決めた理由について「女性を受け入れてくれた懐の広さ。そして、華やかな雰囲気に憧れて入門を志願させていただきました」と、コメントしました。
そして、男性の噺家たちにも負けない努力と明るいキャラクターで、当時まだ少なかった女性落語家として成長してきたぴっかり☆は、「師匠からも『女性に向かない職業ではある』と、言われていました」と、打ち明け「それでもその中で、私なりに出来ること、やるべきことを探してきました。そして、真打となってからも、更に掘り下げていきたいです」と、前向きな姿勢を見せ、逆に、女性だからこそ広げられる落語の可能性については「長く男性だけが演じてきた落語の中には、『こんな女性いるかな』ということもあるかもしれません。そういった部分に、女性的な視点や心理をあてていけたら、それは独特なものになると思います。今後意識していきたいです」と、抱負を述べました。
最後に、ぴっかり☆は「(2022年3月からの披露興行について)コロナの影響が残る中でのお披露目になりそうではありますが、盛り上がってくれると嬉しいと思います」と、メッセージを送りました。
(2021/09/27)