6月17日公開となる映画『メタモルフォーゼの縁側』世界最速上映会「漫画から映画へメタモルフォーゼ！」イベントが都内にて行われ、本作に出演する宮本信子が、芦田愛菜さん、高橋恭平さん、狩山俊輔監督とともに登壇しました！

本作は、2017年に連載が始まって以降、数々の漫画賞を受賞し、話題を呼んだ鶴谷香央理さんの同名漫画を実写映画化。主人公は、17歳の人付き合いが苦手な女子高生・佐山うらら（芦田愛菜さん）。そして、もうひとりの主人公は、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳のおばあちゃん・市野井雪。

うららと雪がBL漫画をきっかけに出会い、一緒に漫画を読んで、一緒に笑って、泣いて。時には激論を交わし、BLが育む年の差58歳の女の友情物語です。
本作には宮本演じる雪の娘・花江 役として生田智子も出演します！

ステージに登壇した宮本は、「こんなに多くのお客様、マスコミの皆さんにお越しいただき嬉しいです。この日を迎えることがとても待ち遠しかったです」と、心待ちしていたことを明かしました。

まず始めに、脚本を読んだ感想を聞かれた宮本は、「娘でもなく孫でもない、何も分からない女子高校生とある一冊の本から縁があって、そして少しずつ友情が芽生えていくんですけど、こんなに良いお話はそうそうないと思いました。(撮影)本当に楽しかったよね」と話し、芦田さんと顔を見合わせ、笑顔を見せました。

宮本と芦田さんは、2011年に公開された映画『阪急電車～片道15分の奇跡～』以来、10年振りの共演となります。宮本は、「『阪急電車』があったから、上手に芝居が出来たと思います。10年経って、いい娘さんになられて。ご縁がありました」と、感慨深い様子を見せました。同様に芦田さんも、「お芝居している時、言葉で上手に言い表せないのですが、“今、息の合ったお芝居をしていただいた。させてくださった。”という瞬間がたくさんあり、毎日楽しかったです」と、撮影時を振り返りました。

本作では、うららと雪がBL漫画に興味を持ち、読み手から描き手になる様子が描かれています。そんなふたりは、作中で何度も壁にあたります。『思い悩んで壁にぶつかった時の乗り越え方』について宮本は、「本当に悩んだ時は、動かずじっとしています」と、話し「イメージで話しますと、冷凍庫に入れて凍らせてしまいます。時間が経って、心に余裕が持てて、冷凍庫を覗いて見たら、溶けている。みたいな。あまり考えずに動かないですね」と、自身の考え方を明かしました。

最後に「今日、これからご覧いただく皆さまの声が、なんとなく伝わってくる感じがします。(感想を)楽しみにしております」と、メッセージを送りました。

映画『メタモルフォーゼの縁側』は、6月17日（金）公開です！

（2022/04/27）