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EVENT REPORT

イベントレポート

宮本信子・生田智子 映画『メタモルフォーゼの縁側』公開記念舞台挨拶に登壇!

映画『メタモルフォーゼの縁側』の公開記念舞台挨拶が6月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、本作に出演する宮本信子と生田智子が、芦田愛菜さん、高橋恭平さん(なにわ男子)、古川琴音さん、汐谷友希さん、狩山俊輔監督とともに登壇しました!
 
「このマンガがすごい!」 「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理さんの漫画を映画化した本作。周囲に馴染めずひとりこっそりとBL漫画を読むことを毎日の楽しみにしている17歳の女子高生・うららと(芦田さん)、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪(宮本)との、BLでつながる年の差58歳の友情と挑戦を描く物語です。
 
偶然購入したBL漫画をきっかけに、新たな世界への扉を開いていく雪を演じた宮本は、「この映画では、老婦人が少しずつ華やかに変わっていく、変容していくということが、ものすごくよくわかって。いろいろな人に希望と勇気を与えられると思いますし、“好きなものを見つけて!”というメッセージになると思っています」と本作に込められた温かなメッセージに触れました。
 
雪の一人娘の花江を演じた生田は、花江が家で酔っ払って寝てしまうシーンの撮影を振り返り、「寝ている間に、皆さんの心地よい声が聞こえてきて。実は寝ていなくて、薄目を開けて見ていました」とにっこり。「愛菜ちゃんと監督が真剣に打ち合わせをしていたところもじっと見ていた」そうで、「このシーンはどのようになるんだろうと思いながら、薄目でお二人の真剣な表情を見ていました」と明かしました。芦田さんがまったく気づかなかったと笑顔を見せると、生田は「私は、芦田さんにいつかお会いしてみたいなとずっと思っていたんです。会いたかった女優さん。すごくうれしくて、見てしまいました」と告白していました。
 
宮本と生田が親子役を演じた本作。生田は「宮本さんとは、控え室でもセリフの練習をさせていただきました。本当のお母さんに思えてきて、(本番ではアドリブで)宮本さんを叩いてしまいました。『宮本さんを叩いてしまった!』と思っていたら、本編に使っていただいていました」と撮影秘話を披露。「いっぱい好きなシーンがある」という宮本は、「くりかぼちゃを切るシーン。あれ、硬いですよね!自分でも経験があるんです」と食卓の風景がお気に入りだと話し、これには大きくうなずく人の姿が見受けられるなど、会場の共感を大いに誘っていました。
 
芦田さんとは、『阪急電車 片道15分の奇跡』(11)以来10年ぶりの共演を果たした宮本。本作では“うらら&雪”として、芦田さんと一緒に主題歌「これさえあれば」の歌唱にも挑戦しています。宮本にとって、主題歌の歌唱は初めての経験。「本当にびっくりしました」とオファーがあった時の驚きを口にし、「こんなことがありえるの!?と思いました。もし歌が失敗したら、今までやってきた芝居が全部ダメになってしまう。その責任が取れるのかと不安でした。あのプレッシャーはすごかったわね」と芦田さんと顔を見合わせて意気投合。狩山監督が楽しく、伸びやかに歌ってくれたと感謝すると、2人で安堵の表情を浮かべていました。
 
またこの日は、6月23日に18歳の誕生日を迎える芦田さんに、サプライズでケーキが贈られる一幕もありました。新成人となる芦田さんにメッセージを送ることになると、生田は「現役の高校生でもある愛菜ちゃん。高校生活もあと少しなので、お友だちとたくさん楽しい思い出を作っていただきたいです。制服デートとかしてほしいですね。私はできなかったので、やっておけばよかったなと思います。ぜひやっていただきたいので、協力します!」と恋のアシストを約束。宮本は「何も言うことがないくらいパーフェクト」と芦田さんの多才ぶりを絶賛。「今のままでずっと頑張って、時々はふらふらしてね。おめでとう!」とエールを送り、「今すごく一生懸命に歩いているから、私はちょっと離れたところで愛菜さんを見ていきたいと思います」と目尻を下げていました。
 
宮本が「応援をよろしくお願いします」、生田は「とても清々しい気持ちになれる映画」とアピールした『メタモルフォーゼの縁側』は全国公開中です。“好き”でつながる友情や、一歩踏み出す勇気を描く本作を、ぜひお楽しみください!
 
(2022/6/19)

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