長澤まさみ 映画『百花』公開初日舞台挨拶に登壇!
いよいよ封切られた映画『百花』の公開初日舞台挨拶が9月9日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、本作に出演する長澤まさみが、共演する菅田将暉さん、原田美枝子さん、永瀬正敏さん、川村元気監督とともに登壇しました!
映画プロデューサー、脚本家、小説家として数々の作品を製作してきた川村さんが初めて監督を務め、自身の体験から生まれた同名小説を映画化した本作。記憶を失っていく母と向き合う息子・泉(菅田さん)と、すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・百合子(原田さん)の、親子の愛を紡ぎ出します。長澤は初めての出産を控える泉の妻、香織を演じました。
観客の皆さんを前にした長澤は、「満員で、映画館に活気が戻ってきたなと感じています。本当にうれしいです」と晴れやかな笑顔を見せていました。
完成した映画を観て、「これは映画館で観てほしいなと思った」という長澤。「初日にこんなにたくさんのお客さんがいることが、夢のようです。ここからたくさんの人に届けばいいなと思っています」としみじみと語りました。「全編を通して映像が美しいです。現実なのか、過去の世界の幻想なのか、一体いま自分はどこにいるのだろうという映画体験ができます。是非映画館で味わってほしいです」と特別な体験ができる映画だと話しました。
また印象的なシーンについて話が及ぶと、長澤は「子どもを産むシーン」と告白。撮影の準備段階では「イマイチつかめなかった」と不安もあったと明かしながら、「その場所を貸していただいた病院の助産師さんが、一緒にそのシーンの段取りをしてくださいました。そうしたら本当に産めたんですよ!」と助産師さんに感謝しきりの様子。菅田さんも「産めた」と同調するなど、二人が息ぴったりのトークを繰り広げる中、長澤は「本当に神聖な空気感でした」と貴重な経験について回顧していました。
ステージでは『百花』というタイトルにちなみ、「新たに開花させたい才能」について答える一幕も。長澤は「最近、刺繍をやっている」とお裁縫に励んでいるとにっこり。「自分が描いた絵で刺繍したいなと思って。その絵がイマイチなので、絵がうまくなりたいですし、自分らしいものを作りたいです。自分の絵を刺繍したらかわいいなと思っています」と希望し、どんな絵を描いているのかと周囲が興味を示すと、「変な絵です。人の顔とか」と照れ笑いをのぞかせていました。
さらに「親子が愛と記憶を取り戻す物語」であることから、「取り戻したいと思ったこと」についてもトークを展開しました。菅田さんが視力だと話すと、長澤も「いい!私も!」と意気投合。すると登壇者陣みんなが視力を取り戻したいと声をそろえて、大笑い。
スペイン最大の映画祭である、第70回サン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャル・コンペティション部門にも選出された映画『百花』は、現在公開中です。
ぜひご注目ください!
(2022/9/9)