ミュージカル「カム フロム アウェイ」の製作発表記者会見がカナダ大使館にて行われ、本作に出演するシルビア・グラブが、共演するキャストの皆さんとともに登壇しました。
　
本作は、2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生したことで、アメリカ国内に入る予定だった38機の飛行機と約7000人の乗客・乗員を受け入れた、わずか人口１万人の小さな町・ニューファンドランド島ガンダー地区の人々が起こした、心温まる奇跡のような実話に基づいた物語。トニー賞演出賞やローレンスオリヴィエ賞作品賞を受賞した大ヒットミュージカルが、待望の日本初演を迎えます。約100人もの登場人物を、12人のキャストで演じ分け、オープニングからエンディングまで100分間のノンストップで展開していきます。
　
シルビアは、メインの役として、ガンダー地区の動物愛護協会会長である《ボニー》を演じる他、《マーサ》役を兼ねて出演します。
　
この日はメインキャスト12名が揃って会見に登場。
ブロードウェイで作品を鑑賞したというシルビアは、「本当に素晴らしかったですね！前知識なく観に行きましたが、オープニングから地響きのような迫力があって、鼓動が高まってカッコイイなと思いました」と強烈な印象を熱く語りつつ、「途中からようやく作品の内容が分かって、その瞬間からドバーっと泣き出しちゃいました」と感情が大きく揺さぶられたことを伝えました。
　
舞台上ではキャスト自身が椅子などを動かして、飛行機や町のセットを作り上げていくようで、「観ていたときはものすごく簡単そうにやっているんですけど、今稽古では四苦八苦しています（笑）」と苦戦中であることを明かしながらも、「ニューファンドランドの人たちが力を合わせてやってきた人々に手を差し伸べたように、私たちも舞台上でお互いに助け合って乗り切りたいと思います」と意気込みを語りました。
　
また、舞台の第一線で活躍するキャストが12名集結したことについて、「これだけのメンバーが揃う作品はなかなかないので、確実に素晴らしいものになると思います」と自信を覗かせました。そして、稽古中のエピソードとして、１曲だけとりあえず合わせてみようという機会があったようで、「あまりのボリュームにちょっとビックリしました。やっぱりすごい人たちが集まっているんだなと鳥肌が経ちました」と身震いしたことを明かし、「この曲だけでもこの稽古場に入れて幸せだなと思ったので、皆さんも本番の100分間、是非楽しんでください！」と呼び掛けて締めくくりしました。
　
ミュージカル「カム フロム アウェイ」は、2024年3月7日に日生劇場にて開幕します。
是非お楽しみに！
　
＜公演概要＞
2024年3月7日（木）～3月29日（金）／日生劇場
2024年4月4日（木）～4月14日（日）／SｋｙシアターＭＢＳ
2024年4月19日（金）～4月21日（日）／愛知県芸術劇場 大ホール
2024年4月26日（金）～4月28日（日）／久留米シティプラザ　ザ・グランドホール
2024年5月3日（金祝）・5月4日（土）／熊本城ホール　メインホール
2024年5月11日（土）・12日（日）／高崎芸術劇場　大劇場
　
（2024/1/30）