蝶花楼桃花 31 日間連続独演会「桃花 三十一夜~ももか さんじゅういちや~」制作発表会に登壇!
落語家の蝶花楼桃花が、2024 年 7 月 1 日~31 日の期間、大型公演「桃花 三十一夜」を池袋演芸場で開催するのに伴い制作発表会見が開催され、桃花本人が出席しました。
この公演では、31 日間連続のネタおろし(習得した演目の初披露)に挑み、全日程異なる演目を披露。また、31人の若手落語家を日替わりゲストに迎えます。
高座にあがった桃花は、今回の公演について「池袋演芸場の深夜帯に連続独演会を開催させていただきます。日頃から寄席の昼席・夜席以外のところで、寄席を使える企画や時間帯はないだろうかと考えていて、深夜帯というものを提案させていただきました。また、落語協会の二ツ目にも参加してもらうことで、若手落語家を知ってもらい、それぞれの勉強の場にもなったらいいなと思っています」と、企画の概要と意図について自身の口から説明しました。
31 日間連続のネタおろしをするという前代未聞の挑戦については、「何か自分に負荷をかけなければと思って、自分に与えた課題です。できるかどうか本当に分からない数ですが、挑んでいきたいです」と覚悟を語りました。
この企画について、 桃花本人の提案に快諾した池袋演芸場からは、「全面的にご協力はいただいているのですが、 先ほども『本当にやるんだね』と言われました」と笑います。所属する落語協会からも「 『えっ!31 日毎日やるんですか?』と何度も聞かれました」と、各方面から驚きの声があったようです。
公演では、日替りのネタおろしに加え、既存の持ちネタも毎日演目を替えて披露するとのことで、期間中に全 62 演目を披露することになる予定。「毎日のネタおろしが本当にできるのか、グズグズになることがあるかもしれませんが、それに挑戦してもがく姿も含めて皆さんに見届けてほしいと思います。ここ数ヶ月、日々のお仕事と並行してネタを文字起こししたり(注:落語は口伝の芸能なので台本は存在しない)頭に詰めていったりはしていますが、本番まであと 3 ヵ月、まだまだ頑張らないといけません」と語り、まさに稽古真っ只中の様子でした。
二ツ目時代から全国ツアーと銘打って各地を巡演したり、海外公演にもチャレンジ。真打昇進後は、女性芸人だけの公演『桃組』を企画して成功に導いたりと、常に新しい挑戦をしている桃花。
今回の挑戦へのモチベーションは何かと聞かれると、「コロナ禍のなかで真打に昇進させていただきましたが、当時の寄席は客席がガラガラで、このままでは寄席がなくなってしまうのではないかと、それまでは考えたこともない状況に陥っていました。そんななか、おこがましいですが、寄席のためになることをしたいという気持ちが生まれてきました。寄席が私を育ててくれたと思っているので、その寄席に恩返しをしたいたいという思いが私に中に芽生えていると思います」と話し、落語そして寄席に対する思いを明かしました。
さらに、今回の挑戦の先にある計画を問われると、「その時々の私の課題を考えて、やるべきことをやっていきます」と、更なる挑戦に対する決意も語りました。
最後に、「夜もにぎやかな街、池袋にある演芸場の深夜帯を街同様に活性化させたいと思っています。31 日連続ネタおろしというのは、言ってしまって後悔している気持ちもなくはないのですが(笑)何とか頑張りたいと思います。いろんなエンターテインメントができる街・池袋で、楽しい夜を過ごしていただけたらと思っています」と、意気込みとメッセージを語り、会見を締めくくりました。
桃花の挑戦に、是非ご注目ください!
<公演概要>
2024 年 7 月 1 日(月)~31 日(水)20:50 開場 21:00 開演/池袋演芸場
全席指定 2500 円(税込)
先行抽選:イープラスにて先行抽選(プレオーダー)受付中
一般販売:2024 年 5 月 11 日(土)10:00 より、チケットぴあ・イープラス・カンフェティにて一斉販売
(2024/4/1)