野波麻帆が、2024年4月上演の舞台「『GOOD』-善き人-」に出演することが発表となりました。
　
本作は、演出家ドミニク・クックがC・P・テイラーの戯曲をリバイバル上演し、イギリスで話題となって作品です。
物語の舞台はヒトラー独裁が進む1930年代ドイツ。善良で知的なジョン・ハルダー教授は過去に書いた論文を読んだヒトラーに気に入られ、自身の意図とは関係なくナチスに取り込まれてしまい人生が一変。自身が生き残るために、ユダヤ人の親友を裏切り、ハルダーは変わっていってしまい―。
社会が時代の荒波にもまれ、想像を絶する結果をもたらそうとするとき、私たちは“善き人”でいられるのかを問う物語です。
　
＜野波麻帆コメント＞
いつか圭史さん演出の舞台に立ちたいと思い続けて20年。お声をかけて頂き飛び上がる気持ちの中送られてきた台本は、ナチス政権下のドイツが背景。人間の善悪を問うなんとも難解な戯曲作品でした。ああ大変だ。怖い。今の正直な気持ちです。でも私が舞台に立つ１つの理由は、作品と対話を重ねながら皆で掘り下げ深めていける時間が余りにも幸せであることです。隠していた無意識の悪意すらも丸裸にされる覚悟をもって全身全霊で挑みたいと思います。お稽古がとても楽しみです。
　
＜公演概要＞
2024年4月６日(土)～21日(日)／世田谷パブリックシアター
2024年4月27日(土)～28日(日) ／兵庫県立芸術文化センター　阪急 中ホール
　
是非ご注目ください！